家づくり日記【43】ジジイの木を使って、無垢材パラダイス大作戦。

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こんにちは!みきをです!
家好きクセ強工務店社長と、クセ強夫婦で「自然素材」の家を建築。

「共感されない家づくり」奮闘記を綴っています。
140坪の農地を買って「人生の楽園」を手に入れようと画策。


考え方は人それぞれ!好きにやったらいい!自由な発想で楽しく家づくり!

家づくり考えている人の参考になったらいいな!

筆者「みきを」とは、こんな人間
  • 便利家電 < ちょっと不便でも自力でやりたい
  • おばあちゃんの生活の知恵を習得したい
  • 無添加、自然、土に還るものが好き
  • みんな一緒!が苦手
  • 古道具、民芸品が好き
  • 断捨離はエゴと思う
  • 家づくりにはまりすぎて、めまい起こす

前回・雨樋なしにした。

パワーワード「雨樋いりますか?」

結局、なくしたよ、雨樋。

なくて正解!!

なんなら北面も雨樋なしにしたかったわ。

そのくらい気に入ってる。

工務店さんのナイスアシスト。

当たり前だと思ってた事、改めて考えるって大事だね~

知らず知らずに考える事やめてたんだな。

家づくりしてみて、自分が固定概念に囚われてるんだと知った。

おかげで、よくある「常識」というものを考えるきっかけになった。

前にお願いしてた、おじいちゃんの木材使ってもらう件

ポン。(夫)のおじいちゃん94歳

元大工。

現祭りの祭車直す人。(稀少人物)

木材に囲まれて暮らすことが幸せ。

木材はおじいちゃんの宝。

おじいちゃんには宝。

おじいちゃんには・・・・・

そう、おばあちゃんとお母さん(娘)には、困った木材。

おじいちゃんに何かあれば、どうすんだ状態。

そう、邪魔・・・

めっちゃ邪魔、困りもの、

・・・・・人の感覚って、それぞれ。

一緒に住んでいる家族でも。。。

みきを
みきを

じゃあ我が家で使ってもらえばいいんじゃない?

ポン。(夫)
ポン。(夫)

え!?いや、あの木材達はおじいちゃんの宝だからダメだよ~

みきを
みきを

めっちゃ名案だと思うけど!おじいちゃん的にも、孫に使ってもらえたら嬉しいでしょ!

お母さんに相談してみよ~

工務店社長にも聞いてみる!

ポン。(夫)
ポン。(夫)

いやいやダメだって~

聞いた。(ポンは無視)

まずお母さん

お母さん
お母さん

使ってもらえるの!!!!!??

使って使って!!どんどん持って行って!!全部持ってって!!

大好評!!!!!

じゃあ、次社長。

社長。
社長。

大事な木があるんですね~

それは使えたら良いですね。

全然取りに伺いますよ!

お!いいじゃん。

ついでにおばあちゃんも、めちゃめちゃウエルカム。

本丸のおじいちゃんには、娘であるお母さんに確認してもらった!

お母さん
お母さん

おじいちゃん・・・なんかグチグチ言ってたけど、大丈夫!

今度、社長さんに見に来てもらって!

グチグチ・・・・気になる・・・

社長に下見にきてもらった!

使えるような木材がなかったら無意味になる。

なので、社長に無理言って、おじいちゃん家来てもらった!

社長。
社長。

〇〇工務店の△△です。

大事な木をお譲りいただけるという事で、お邪魔させていただきました!

おじいちゃん
おじいちゃん

・・・・あぁ、はい。

出しといたよ、

・・・・・おじいちゃん超塩対応。

いきなり心配。

早速出してもらった木を見てみる・・・と

長い杉の木材10本。

・・・・は?

おじいちゃん保有の木の1割もないんじゃない?て量。

こんな少量のために、社長に来てもらったんじゃないんだけど。

追い打ちかけるように・・

おじいちゃん
おじいちゃん

大事な木だからね~、

ハウスメーカーさんに渡せるような木はないんだよ。

ハウスメーカーさんはアレでしょ、木隠しちゃうもんねー

そんな使い方する木はないんですよ。

社長。
社長。

・・・・・・・・・。

わが社は、木を大切に見える触れるとこに使わせていただきますよ。

おじいちゃん
おじいちゃん

でもね~ハウスメーカーさんじゃね~

おい。ジジイ

「ハウスメーカーさん」と何があった!!!?

どんな恨みがある!?

なんだコイツ。(失礼。)

自分が作っていた頃の土壁と木の家が「家」だと思っている。

そりゃ、自然に寄り添う家でいいよ。

しかし寒いし。そもそも現在そんな家建てれんよ。技術継承されてないし、いくらかかるんだ。

思考停止してんな、ジジイ。(失礼2。)

こんな最低な空気だったんで、わざわざ来てもらった社長には、お茶も出さず早々に帰ってもらった。

こっちに文句言ってくれればいいのに、社長を目の敵にするなんて、、、、

社長の作る家も知らないのに。

社長の作る家は変態的なんだ、ぞ!!!!

見てから批判しろよ、ジジイ。(失礼3。)

・・・・・見てから。

そうか!!!!

そうだ!見せてみよう!!!!

みきを
みきを

おじいちゃんにモデルハウス見学と、工場見学してもらったらどうだろう?

ポン。(夫)
ポン。(夫)

え~・・・もういいじゃん。

おじいちゃん木渡すのイヤそうだったし。

もうやめようよ!

みきを
みきを

このままじゃ悔しいじゃん。

だって「私達の建てる家」が信用されてないんだよ。

問題は、おじいちゃんが社長の作る家を信じてない事なんだよ。

問題の本質を考えるべし!

問題はおじいちゃんの「ハウスメーカー」嫌い

ポン。(夫)
ポン。(夫)

そう・・かな。

でも来るかな?

そもそも、社長は大丈夫なの?

みきを
みきを

お任せあれ!

すでに社長には、先日の謝罪と、見学申し込みをお願いしてある!

おじいちゃんの誤解を解き、社長の家を認めてほしいと伝えたら大丈夫だった!!

みきを
みきを

あとは、ジジイ・・・じゃなかった、おじいちゃんをどう、誘うかってとこだ。

みきを
みきを

まず、おばあちゃんと、お母さんを協力者に入れよう!

(二人は片付けたそうだし)

ポン。(夫)
ポン。(夫)

あと、モデルハウスの写真見せると来る気にもなるかも

作戦決行!!

後日、おじいちゃんを勧誘。

乗り気ではなかったけど、モデルハウス見学来てくれた!!

モデルハウス見て、工場見学もして、社長とも朗らかに話して、木を愛してる社長を少しは理解してくれた。

でも多分一番効果あったのは、

おばあちゃんに、「死んだらどうすんの!?大事な孫の家に使ってもらえるなら幸せじゃない!」

コレだね。

かっこいいわ、ばあちゃん。

後日

木材増量!!!!

当初の5倍くらいは出してくれた!

加工に向いてる大きめの木材。

杉やヒノキ。

しかも木曽ヒノキ。ありがとう。

社長とポンとおじいちゃんで、どんどんトラックに積む。

あっという間。

さすが元大工のおじいちゃん。

90歳超えて、ポンよりよっぽど軽く運ぶ。

スゲーなじいちゃん。

ありがとうじいちゃん。

ありがとうばあちゃん、お母さん。

・・・・しかし、こんなに木もらったのに、まだまだ木ある不思議・・・

全然スッキリした感のない、おじいちゃん家。

四次元ポケット感。

こうなった!

木曽ヒノキは手摺に!!

木曾ヒノキ 手摺 無垢材

無駄に贅沢。

吹き抜けも怖くない頑丈さ。

杉も階段の手摺になった。

毎日スリスリ触って生活してます。

経年変化が楽しみ。

杉板 ベンチ 造作

このベンチの天板は杉板を大工さんがくっつけてくれた。

一枚板のようにみえる。

キッチンカウンターにも、杉板を加工して天板にしてくれた。

毎日使うところにおじいちゃんの木がたくさん。

本棚 古材利用

合板フローリングが余ってて、これはおじいちゃんが本棚にした。

合板部分が好みじゃないので、内側にしたら、意外と古材感あって良い。

引越ししてから、おじいちゃん襲来。

おじいちゃんが訪問。

あぁ緊張する・・・

共感されない家とはいえ、おじいちゃんには否定されたくないな~

やっぱ身内の否定はキツイ

ドキドキです。

・・・・・・・結果。

大喜び!!!

おじいちゃんニコニコ!

日当たりのいい土地もほめてくれしたし、

大きな窓も吹き抜けも、

自分の木がたくさん使ってある事も

すごく喜んでくれた。

とにかく言葉は少ないが、我が家を堪能してくれた。

おばあちゃんも、自分があげた古道具がたくさん置いて使ってあって

喜んでた。

上っ面じゃなく、心から喜んでいる感じがした

諦めずにがんばって良かった~

(ジジイと言ってゴメンナサイ。感謝しております)

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